Excel知識レベル
やや必須レベル ★★★★☆
Excelのシート(sheet)とは、方眼紙のように見えているセルの集合体を言います。インターネットブラウザ(Edge,Safari,Chrome,Firefoxなどネットを見るソフト)でタブを増やすように、1つのファイルで全く別のシートをいくつも作ることができます。
1ファイルに複数のシートをまとめられるので、Excelファイルを「ブック」と呼ぶことがあります。
シートの基礎知識
シートは、新規Excelファイルを作ると1〜3枚が標準で作成されます。シートごとに全く別の作業ができるので、下のようなこともできます。
- シートの複製
- シートの名前変更
- 別シートの情報を利用する
1.シートの複製
たとえば、シート1に今年のカレンダーを作った場合、来年のカレンダーを真っ白な新しいシートに作らず、シート1を複製して、曜日や祝日だけ書き換えるといったことができます。
特に、計算式を使ったシートなどは複製して必要部分だけ修正する、といった使い方ができます。
2.シート名の変更
シート名は、「sheet」と書かれたタブの文字をダブルクリックするだけで書き換えることができます。
また、シートのタブを右クリック(2本指タップ)すると、シートタブの色を変えたり、シートを書き換えられないように「保護」することができます。
3.別シートの情報を利用する
別のシートに書かれている情報を、別のシートで利用することができます。
(例)シート1のA1セルに「東京」と書かれているとき、シート2のA1セルへ「リンク貼り付け」すると、シート2のA1セルにも「東京」と表示できます。
もしも、シート1の「東京」を「北海道」に変更すれば、シート2のA1セルも「北海道」が表示されます。別シートと連動させた貼り付け方は「リンク貼り付け」という方法が簡単ですが、関数を使って表示させることもできます。
※別コーナーで紹介します
シートの応用知識
学校の先生が生徒の成績管理表をExcelで作る場合、複数のシートにそれぞれ別の役割をもたせて、一つの表を作りやすくするといった応用ができます。
(例)小学校の先生が作る成績表
- シート1に成績表(作りたい表)
- シート2へ生徒名簿
- シート3に科目名
このように3シートを作成し、シート1を入力するとき、シート2の生徒名、シート3の科目名を利用して、成績表の文字入力を簡単にするといった方法が作れます。
※詳しくは別ページの具体例参照
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